Airbus

エアバス A340-200/-300


 

A340-300A340-200

A330と同時に開発が始まった姉妹機。A330とほぼ同じ大きさを持ち、違うのはエンジンの数とパワーぐらい。
あえて4つのエンジンを取り付けた理由は、長時間の洋上飛行などに対応するためです。飛行機は1つのエンジンが止まっても安全に離陸できなければならず、また飛行を続けられなくてはいけません。エンジンが2つの双発機の場合はここに時間の制限が設けられ、遠回りでも一定時間以内に着陸できる空港があるルートを飛ばなければなりません。

4発機ならばその制限はなく、可能な限り最短のルートを取ることができるわけです。エンジンの数が多いので、単純に信頼性も上がります。それゆえ、エアバスは長距離向けの機体としてわざわざ4発のA340を設定したのです。

-200は機体の短い方で13,000km以上の航続距離を確保するために設計されています。機体断面はA300と同じ真円、A330も同じです。コクピットはエンジン関連以外はすべてA330と共通で、製造ラインも一緒。
ほぼ同一の存在です。

日本の航空会社での採用例はなく、短い-200に至っては定期便でも飛んできませんのでかなりレアな存在。
写真の飛行機は、サウジアラビアの「スカイプライム」という会社が運航するチャーターのプライベート機で、中には70席しか配置されていません。

全幅×全長×全高:60.30×59.40×16.91m
離陸重量:275,000kg
航続距離:13,399km
座席数:261席(3クラス)
初就航:1993年3月
製造機数:28機


 

A340-300A340-300

-200の導体を延長し、収容力を強化したのが-300。2機種は同時に開発されており、-200が後に回ったA330とは少し違います。座席数にして10%程度キャパシティが増えています。

大きくなった分、元々の航続距離は12,000kmと-200よりも短くなっていました。その後重量増加型が作られ、最終的には逆転しています。 ※一応-200にも14,816km飛べるモデル(通称A340-8000)は作られたものの、1機だけ。

2003年以降、製造のメインはより大型で長距離を飛ぶ-500/-600へとシフトします。とはいえB777やA330の重量増加型など、内外に強力なライバルが現れてきました。エンジンが多いということは保守整備にも手間と費用がかかり、双発機の台頭でどんどんと活躍の場所を縮めています。

日本国内へは成田・関西まで主にヨーロッパ系の航空会社を中心に乗り入れてきています。また南太平洋のタヒチからの定期便もあります。いずれも後継機に双発機が選定されており、先行きは長くありません。
国内の航空会社ではANAが発注していたものの、結局B777が導入されることになって実現はされませんでした。

全幅×全長×全高:60.30×63.69×16.91m
離陸重量:275,000kg
航続距離:13,500km
座席数:277席(3クラス)
初就航:1993年3月
製造機数:218機


 << もどる inserted by FC2 system