Airbus

エアバス A330ファミリー


 

A330-300

1987年から開発が始まった双発ワイドボディ機、A330。4発のA340とは兄弟関係にあります。長距離路線向けのA340に対し、中・長距離路線をターゲットにしたのがこのA330です。
機体の構造は先代のA330のものを流用していますが、効率性の向上のために様々な工夫が施されています。

主翼の形状は新設計に、フラップなども新たに設計され、高速でも低速でも効率が向上しました。
操縦系統はA320で採用されたフライバイワイヤを採用し、コンピュータで飛行機を制御します。それによって重量の軽減や整備性も向上しました。

そして製造も効率化。グラスコクピット、胴体、主翼、システムなどありとあらゆる部分がA340と共通。違うのはエンジンの数ぐらいで、製造ラインまで一緒です。
操縦資格もA330とA340はほぼ同一で、機種転換もわずかな訓練で可能になったおかげで、パイロットの運用まで効率的になったのでした。

当初は8,000kmの航続距離とされていたA330ですが、その後燃料タンクの増設などで、現在製造されている機体は10,000km以上にまで伸びています。
また機内の標準構成も、長距離向けの3クラス295席から短距離詰め込み型の1クラス440席まで様々。2017年現在も様々な改良を経て製造が続けられています。

国内の航空会社ではスカイマークが運航していましたが、経営破綻により1年ほどで運航終了。海外からは多数の航空会社が乗り入れています。

全幅×全長×全高:60.30×63.69×16.83m
離陸重量:230,000kg
航続距離:10,834km
座席数:335席(2クラス)
初就航:1994年1月
製造機数:733機


 

A330-200

「A330(-300)ほどの大きさはいらない。航続距離がもっと欲しい」
という航空会社の声に応えて開発が始まったのが-200です。この機体の登場により、標準のA330は-300とナンバリングされました。

機体の長さは標準の-300から6m短縮。安定性向上のために、-200だけは垂直尾翼が1m高くなっています。標準座席数も3クラス253席とだいぶ減りましたが、その分航続距離は13,000kmを超えました。

エンジンや主翼を新たな設計とした「A330neo」が開発中。国内の航空会社では導入の予定はありませんが、数年経てば海外から日本に乗り入れてくることでしょう。

全幅×全長×全高:60.30×58.82×17.39m
離陸重量:230,000kg
航続距離:13,427km
座席数:293席(2クラス)
初就航:1998年5月
製造機数:619機


 

A330-200F

旅客型の-200をベースに製造されているのが貨物型の-200F。貨物を積載するため、メインデッキが強化されています。

外見上の違いは窓がないこと。そして機首下部の出っ張りです。
A330は標準のままでは少し前傾姿勢となっています。人を乗せる分にはいいのですが、貨物を載せるには水平でないと都合が悪い。ノーズギアの取り付け位置を下げ、水平になるように工夫しました。その分ノーズギアをしまう場所が下に出てしまうので、このこぶをつけてその中にしまっているのです。

全幅×全長×全高:60.30×58.80×16.90m
離陸重量:227,000kg
航続距離:7,400km
最大積載重量:69,000kg
初飛行:2010年2月
製造機数:38機


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