Airbus

エアバス A310


A310

エアバスの始祖にしてベストセラー、A300の登場から約10年。1980年代に入ると、その当時幅を利かせていた200席クラスの旅客機が置換えの時期を迎えます。機を逃すまいと、エアバスもA300をベースに200席強のクラスの機体を開発します。

A300-10、つまり「A300から10フレーム分短縮する」というところからA310と名付けられたのがこの機体(実際は13フレーム短縮)。ただ単に胴体を短縮しただけではなく、機体の大きさに合わせた主翼へと変更し、コクピットにも当時の最新技術が投入されました。
所狭しと計器が並び、3人乗務となっていたベースのA300とは異なり、6面のブラウン管画面を設置したグラスコクピットへと大幅に刷新。自動化も進め、2人乗務での運航を可能にしました。
機内は幅や高さはA300のままですが、座席上の収納箱(オーバーヘッド・ストウェッジ)などの改良も行われており、外見とは裏腹に中身はA300とだいぶ異なっています。

短距離用のA310-100と中距離用の-200が設定されましたが、製造されたのは-200のみ。後に長距離型の-300も製造されています。
意欲作のA310でしたが、製造数は250機ほど。地味な存在ですが、A310の技術はA300-600、さらには後継機へと脈絡と受け継がれています。

日本国内ではA310を採用した航空会社はなく、定期便ではパキスタン国際航空で見られるのみ。貨物型はFedExが飛ばしていますが、なかなか見られない貴重な存在。

全幅×全長×全高:43.90×46.66×15.80m
航続距離:8,056km(A310-300)
座席数:220席(2クラス)
初就航:1983年

製造機数:255機(-200/300合計)

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